当プロジェクトでは，小樽のソウルフードである【小樽あんかけ焼きそば】を応援しています。
小樽あんかけ焼きそばって？
多くの地域において地域振興のために新たなご当地グルメが生まれていますが，小樽あんかけ焼きそばは，７０年以上の歴史がある真のご当地グルメだと思います。
一般的なご当地グルメには，レシピ，食材，盛り付けなどのルールがある場合が大半ですが，小樽あんかけ焼きそばには決まりごとがありません。
それゆえに，お店ごとに個性と歴史があり，いつどこのお店で食べても新しい驚きがある，稀有なご当地グルメなのです。
小樽あんかけ焼きそば応援ソング
2013年，当時の小樽あんかけ焼そば親衛隊隊長から，「小樽あんかけ焼きそばの公式ソングを作りたい！」というお話があり，楽曲を作成しました。
とはいうものの，なかなか曲を広める機会もなく，ほぼ休眠状態の楽曲でしたが，コロナ禍に苦しむ小樽あんかけ焼きそばを応援するため，小樽商科大学卒業生による新録音により，小樽あんかけ焼きそばのMVを作成いたしました。
失われた思い出の味と，今も残る伝統の味の全５９店舗の画像を，小樽とコラボ中のキャラクターである小春六花の歌声に乗せてお届けします。
※ TOKYO6 ENTERTAINMENT社により，同社のキャラクターである小春六花による小樽の活性化コラボが行われておりますが，小樽商科大学は，キャラクターたちが通う高校のモデルとなっております。
小樽あんかけ焼きそばの現状
上記の動画は，小樽商科大学の学生によるNPO法人Egao(第13期江頭ゼミ)が作成した「小樽あんかけ焼きそば事典」及びあんかけ焼そば親衛隊のwebサイトの情報をベースにしていますが，画像を借用した59店舗のうち，23店舗がすでに閉店（当プロジェクト調べ）しており，休業中の店舗も数多くあります。
店主の高齢化に伴う後継者問題に加え，コロナ禍による観光客の減少が，小樽あんかけ焼きそばを苦境に追い込んでいます。
以前ある店舗が閉店する際に，
「こんないい店なのに，なんで閉店しちゃうの？」
「そりゃお前さん，お前さんたちが普段食べに来ないからだよ」
という会話を交わしたことがあり，強く記憶に残りました。
コロナ禍という極めて難しい状況ではありますが，お店に食べに行くことが最大の支援だと思います。
動画はまだまだ再生も伸びず力不足ですが，この動画を見て一人でも多くの方が，あんかけ焼きそばを食べに足を運んでくれたら嬉しく思います。