
カードに記載した市町村名の由来について
市町村名の由来については諸説あるため、カードの記載内容は、各種文献等を調べた上での「個人的な判断」となりますので、ご了承ください。
以下、参考までに色々な説をご紹介します。(赤字は参考とした説及び表記)
( )内は出典、参考元。①②③などの丸数字は「北海道地名分類字典」より。
【小樽市】
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①ヲタ・ル・ナイ 砂が解ける小川
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②オタ・ルー・ナイ 砂浜の道の川
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③オタ・ナイ 砂川
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④オタ・オル・ナイ 砂浜の中の川
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⑤オタルナイ 砂だらけの沢
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アイヌ語の「オタルナイ」(砂だらけの沢、砂浜のなかの川)に由来する。(日本大百科全書(ニッポニカ)の解説)
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市名の由来はアイヌ語の「オタオルナイ」で「砂浜の中の川」の意(まとめサイト)
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小樽市の名は、アイヌ語の「オタ・オル・ナイ」(砂浜の中の川)に由来(wiki)
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地名の由来はアイヌ語のオタルナイ (砂の多い沢の意) 。(ブリタニカ国際大百科事典)
【島牧村】
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①シュマ・コ・マク 岩石の後背
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②シ・マク・オマン 至って岡が山の方へ行く
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村名「島牧」はアイヌ語「シュマコマキ」(背後に岩があるという意)から転化したもの。(公式HP)(カードにはシュマ・コ・マキで記載))
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村名の由来はアイヌ語の「シュマコマキ」で「背後に岩がある」の意(まとめサイト)
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地名はアイヌ語のシュマコマキ (背後に岩があるの意) に由来。(ブリタニカ国際大百科事典)
【寿都町】
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①シュプキ・ペツ 葦の川
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②シュプウ 茅のある山崎
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町名の由来はアイヌ語の「シュブキベツ」で「芽の多い川」の意(個人サイト)
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アイヌ語の地名「スッツ」に由来する。永田方正『北海道蝦夷語地名解』によると、語源はシュプキペッ(Syupki-pet)で「矢柄に用いる茅のある川」の意であるという。
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地名はアイヌ語のシュプキペツ (川の名) に由来。(ブリタニカ国際大百科事典)
【黒松内町】
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①クル・マツ・ナイ 和人の女(がいる)川
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アイヌ語の「クル・マツ・ナイ」(和人の女のいる沢)に由来しています。昔、出稼ぎの漁夫を慕ってきた妻たちが、この地でシケに遭い、そのまま滞留したと言われています。(公式HP)
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地名はアイヌ語クルマツナイ (和人の女が多くいる沢の意) に由来。(ブリタニカ国際大百科事典 )
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町名の由来はアイヌ語の「クルマツナイ」で「和人の女のいる沢」の意(まとめサイト)
【蘭越町】
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①ランコ・ウシ・イ 桂の木が多い処
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②ラン・クシュ 下へ流れる
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アイヌ語の「ランコ・ウシ」が訛ったもので、桂の木の多い所という意味(公式HP)
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町名の由来はアイヌ語の「ラウンコ」で「桂の木が多い所」の意(まとめサイト)
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地名はアイヌ語ランコウシ (カツラの木の多いところの意) に由来。(ブリタニカ国際大百科事典)
【ニセコ町】
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①ニセコ 深山にあって川岸にかぶさるようにして出ているがけ、懸崖、絶壁
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「ニセコ」とは、アイヌ語で「切り立った崖」という意味。また「ヌプリ」とはアイヌ語で「山」という意味があり、スキー場がある「ニセコアンヌプリ」という山は、アイヌ語で「切り立った崖(とその下に川)がある山」という意味になります。(公式HP)
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町名はニセコ連山の主峰「ニセコアンヌプリ」(絶壁に向かってある山)に由来する(まとめサイト)
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ニセコはアイヌ語の「ニセイ・コ・アン・ペツ」(峡谷にある川)に由来する。この川とは地区の正面に聳えるニセコ連峰に源を発して南に流れ、尻別川に合流するニセコアンベツ川のことで、ニセコアンペツの水源である山はアイヌ語で山を意味するヌプリの語を付け「ニセコアンヌプリ」とされた(Wiki)
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64年町名を狩太 (かりぶと) からニセコ (アイヌ語で深山にあって、川岸にかぶさるように出ている崖の意) に改称。(ブリタニカ国際大百科事典)
【真狩村】
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①マク・カリ・ペツ 取り巻く川(羊蹄山をとり巻いて流れる)
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②マク・カリ・ペツ 後ろを回る川
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アイヌ語「マクカリペッ」・・・羊蹄山を取り巻く川より転化したもの。(公式HP)
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村名の由来はアイヌ語の「マクカリベツ」で「羊蹄山(マクカリヌプリ)を取り巻く川」の意(まとめサイト)
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地名はアイヌ語のマツカリプト (三角州の意) に由来。(ブリタニカ国際大百科事典)
【留寿都村】
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①ル・スツ 道の根元(道が山の麓にある)
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②ル・スプキ 芦原の道(険しい芦原道)
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③ル・シットク 道の曲がり角
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④ルソチ 道が山のふもとにある
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アイヌ語の「ル・スツ」(道が山のふもとにあるという意味)から名付けられたものです。(公式HP)
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村名の由来はアイヌ語の「ルスツ」で「路が山の麓にある」の意(まとめサイト)
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アイヌ語の「ル・スツ」(道が山のふもとにあるという意味)である。(Wiki)
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地名はアイヌ語のルシュプキ (けわしいアシ原の道の意) に由来。(ブリタニカ国際大百科事典)
【喜茂別町】
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①キムン・オ・ペツ 山奥にある川
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②キモ・ペツ 山奥にある川
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喜茂別は、アイヌ語「キムオペツ」(山奥にある川の意)より転訛(公式HP)
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町名の由来はアイヌ語の「キムオベツ」で「山の多い川」の意(まとめサイト)
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地名はアイヌ語のキモーベツ (奥のほうの川、または山間の川の意) に由来。(ブリタニカ国際大百科事典)
【京極町】
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①京極高徳子爵が尻別川中流に未開地792haの土地貸し付けを受け京極農場を開設
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京極町は、明治43年4月5日、胆振国虻田郡倶知安村から分離し、北海道2級村東倶知安村として誕生しました。その後、大正12年に1級村政に昇格し、昭 和13年、村の開基者京極高徳子爵所有の京極農場が開放されたのを記念して、昭和15年京極村と改称されました。(公式HP)
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町名は京極高徳子爵の名に由来する(まとめサイト)
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地名は京極農場にちなむ。(ブリタニカ国際大百科事典)
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開拓を率いた旧讃岐丸亀藩主家の京極高徳(wiki)
【倶知安町】
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①クチャ・ウン・ナイ 狩小屋がある川(ジョン・バチラー、北海道市町村行政区画便覧)
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②クッ・サム・ウン・ペツ 岩崖の傍にある川(知里 真志保)
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③クトゥサニ 泥土濁り川(永田 方正)
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④クッ・シャニ 崖の処を流れ出る川(山田 秀三)
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松浦武四郎は、その川をクッシャニ(魚を獲る道具の意)と書いた。川面に何らかの仕掛けをして魚を獲ったのであろう。それが音訳で、倶登山川になった。その後、バチェラーは、クチャ・ウン・ナイ(猟人の小屋の谷)とした。(北海道の地名謎解き散歩)
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倶知安は「クッチャン」にあてた漢字。クッチャンはアイヌ語の「クッシャニ」から名付けられた。クッシャニは尻別川支流、倶登山(くとさん)川の旧名。クッシャニは「クッ・シャン・イ」で「くだの(ようなところ)を・流れ出る・ところ」の意。
このクッ・シャン・イがクッシャニとなり、さらにクドサニと変わって倶登山川となる。
一方、同じクッシャニがクッチャン(倶知安)となって地名となる。(公式HP) -
町名の由来はアイヌ語の「クッシャンイ」(管のような所を流れ出る場所)又は「クチャアンナイ」(狩小屋のある沢)とされている(まとめサイト)
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「倶知安」という地名の由来は諸説あり不明であるが、いずれもアイヌ語に由来する(Wiki)
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地名はアイヌ語クチャウンナイ(木の枝でつくった狩人の小屋のある沢の意)に由来。(ブリタニカ国際大百科事典)
【共和町】
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①1955年前田・小沢・発足3村合併の際の合言葉だったので
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昭和30年に小沢村・前田村・発足村の三村が合併し、将来の発展を期して共和村が誕生しました(公式HP)
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町名の由来は3地区の住民が共に力を合わせ和をもって発展して行くことを願って命名。昭和30年小沢村、前田村、発足村が合併して共和村となる 46年町制施行(まとめサイト)
【岩内町】
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①イワウ・ナイ 硫黄ある川
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②イワナ・イ 岩魚の川
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町名の由来はアイヌ語の「イワオナイ」で「硫黄の川」の意(まとめサイト)
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アイヌ語のイワウナイ(iwaw nay 硫黄の川)とする説や、イワナイ(iwa nay 山の川)とする説などがある(wiki)
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地名はアイヌ語のイワナイ (硫黄の流れる沢の意) に由来。(ブリタニカ国際大百科事典)
【泊村】
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①モイレ・トマリ 静かな入り江
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②ヘモイ・トマリ 鱒泊
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③ニト・トマリ 流木の寄る入り江
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アイヌ語の”ヘモイトマリ(マスを寄せる入海)”に由来しています。(公式HP)
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村名の由来はアイヌ語の「トマリ」で「鱒の寄せる海」の意(まとめサイト)
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地名はアイヌ語のヘモイトマリ (サケが湾に入る港の意) に由来。(ブリタニカ国際大百科事典 )
【積丹町】
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①シャク・コタン 夏村
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積丹の語源はアイヌ語で、シャクとコタンの二語を合わせたものです。シャクは夏、コタンは村または郷土のことで、シャクコタン(ShakKotan)夏場所という意味からきている。(公式HP)
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町名の由来はアイヌ語の「シャクコタン」で「夏の村」の意(まとめサイト)
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地名はアイヌ語シクコタンまたはサヤコタン (夏の村または夏の場所の意) に由来。(ブリタニカ国際大百科事典)
【古平町】
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①フレ・ピラ 赤い崖
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②フル・ピラ 丘の崖
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③クル・ピラ 模様ある岩山
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古くから人の住む地域でありましたが、江戸時代には松前藩の統治下で「古比羅」「フルビラ場所」と呼ばれニシン漁場として拓かれました。その後も漁業を礎として発展してきた歴史をもっています。 古平という地名は現在の古平川と呼ばれている川の名前で、もとはポロベツと言われていたところで、この付近の大事な川でした。この川に赤い崖があって、それをフレピラ(赤い崖)と呼んだのが場所になったと言われています。(公式HP)
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町名の由来はアイヌ語の「フィービラ」で「赤い崖」の意(まとめサイト)
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地名はアイヌ語のフルレビラまたはフィーピラ (赤い崖の意) に由来。(ブリタニカ国際大百科事典)
【仁木町】
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①1879年に徳島県から仁木竹吉が117戸480人を連れて余市川中流地域に集団入植。1964年に大江村が仁木町になった。
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町名の由来は明治12年に入植した徳島県人の仁木竹吉の名による(まとめサイトより)
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1879年(明治12年)11月に、仁木竹吉(にき たけよし)ら360余名が徳島県(現在の徳島県吉野川市)から集団で入植したのが和人定住の始まりで、翌年に仁木村が成立した。仁木町の名は仁木竹吉にちなむ。(Wiki)
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1964年大江村を改称して町制。(ブリタニカ国際大百科事典)
※ カードには上記の諸説から抜粋して記載
【余市町】
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①イ・オチ・ペツ それ(蛇)が多い川
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②ユーチ 蛇のいるところ
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③ユ・オ・ペツ 温泉がある川
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町名の由来はアイヌ語の「イオチ」で「蝮の群棲する川の流域」の意(まとめサイト)
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地名はアイヌ語ユーチ (ヘビのいるところの意) に由来。(ブリタニカ国際大百科事典)
【赤井川村】
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①フレ・ペツ 赤い川
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赤井川村はアイヌ語「フレ・ペツ」(赤い川)を意味(公式HP)
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村名の由来はアイヌ語の「フレベツ」で「赤い川」の意(まとめサイト)
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名はアイヌ語「フレベツ」(赤い川の意)に由来。(日本大百科全書(ニッポニカ)

